遺言を「守りぬく」ことは難しい(?)


死角が残る遺言の制度

週刊誌「アエラ」4月13日号は死の準備・「遺言が危ない」という記事を掲載し、より確実な「遺言公正証書」を作った場合でもその遺志が危うく雲散霧消しかけた事例を紹介している。
81歳のおばあさんが亡くなる前に、「遺産8億円を千葉市に寄贈する。」と公正証書で遺言した事例であったが、死後にいろいろな「関係者」が現れて遺産に権利があると主張した事例である。
このおばあさんは遺言後に痴呆になったので、その遺志の実現が難しくなったのであるが、考えてみれば現代医学に限界がある以上、誰でも痴呆になることは有り得るので考えさせられる。
記事には次のような記述があるが、これは鋭い指摘だと感じた。
曰く
・数年前からの「遺言ブーム」で、遺言に関する本は溢れ、書き方のノウハウは広まった。しかし、意思能力が低下してくるかも入れない「最後の数年間」、遺言を操作しようとする「周囲の思惑」から、いかに自分の「真実の遺言」を守るかは死角になっている。

[98/4/8記]

(注)関連項目
正しい遺言書の書き方



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