愛情と寿命の密接な関係



人はひとりでは生きられないことを理解することが重要

 5月12日の毎日新聞(夕刊)「特集ワイド2」は「愛情と寿命」の関係についての説得性のある解説(?)を掲げている。
 解説は、同紙のコラム「生老病死」を執筆している浜松医科大学の高田明和教授であるが、図解もわかりやすく、また海外での研究例もひいて、愛情と寿命が密接な関係にあることを説得性を持って解説している。
 同紙編集部が付したリードによると、「夫婦や家族の愛情が、人間の健康や寿命にどれだけ影響を及ぼす」かという問題は注目を集めつつあり、アメリカでは「ラブ アンド サバイバル」という書がベストセラーになっているという。確かに注目すべき問題だと思う。

 高田教授の指摘で重要だと思ったのは次の点である。
「(中略)ここで大事なことは、人々が『自分が大切にされている自覚が最も老年期の幸福、更に健康維持に大事だ』と指摘している点である。」 正にそうだと思う。
 今のは高田教授も引用したところが多かったが、高田教授自身の考えを紹介する。
「人は独りでは生きられない。孤独には耐えられないのだ。そのことを理解することが、真の老人に対する愛情と言えるのではないだろうか。」
この前の項目で、高齢者の自殺率の研究について触れたが、この愛情と寿命の関係も一定の影響があるのではないかと考えたところである。
[98/05/31記]




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