休暇利用法

勤めにでたことがある人ならば誰にでも経験があることだと思うが、ある時期 は長期にわたって一所懸命仕事に精を出す時期があったと思うし、今でもその状況は変わらない人もいると思う。
私は、特に40才代の10年間は勤め先と仕事への滅私奉公であったと思っているし、今もその状況はあんまり変わっていないと思う。

しかし、その後世の中の状況はかなり変化した面があり、先進国の中から日本人の働きすぎに批判が出るに及び、年間総労働時間を短縮することが美徳であるとされるようになってきている。
そうした風潮のなかから週休二日制がかなりのところで普及し、また長期間の夏季休暇や冬季休暇が奨励されている。
最近は残業撲滅運動など、かつては考えられなかったようなスローガン(?)も経営の側から示されるようになってきている。

この結果として、日本人の休日日数は全体としてかなり増加しているのではないかと思われる。
問題はこういう休日をどんな風に過ごしているかということになる。


考えて見ると私自身は最近はかなり割り切るようになったし、友人、知人に聞いても同じである。
大体通常の休暇は完全休養にあて、ゴルフやテニス等の(観戦も含めた)スポーツに興じる例、はては観光旅行や趣味に打ち込む等多彩である。
そんなに多くは無いがボランテイア活動に従う人も多い。


けれども日本を代表する企業の経営トップともなると、なかなかそうは行かないようである。
日本経済新聞に掲載された企業のトップの夏休み休暇中の行動をみてみると、休暇中の時間も結局は仕事に費やしている。

典型的なのは、夏の期間に海外出張が入る例であってこれは仕事一色のようだ。
勉強組、充電組も多いが、勉強組の場合は企業の今後に関係するものが多い。
特に日本版ビッグバン(証券・金融大改革)に備える必要がある企業にあっては、秋からの議論に備えるため、これをテーマに勉強したようだ。
また充電組の場合も、特に仕事に関係するテーマではないが経営に関する読書を心掛けているようである。
休暇をとったときについでにイベント視察をする例もみられたが、これなども仕事から抜けきれない実例であろうか(?)

これは夏休みという通常よりは長期の特別な休暇のことであるから、あまり普遍的なものとして考えることは問題かもしれない。
しかし、こうやって考えてみると、やはり経営トップは長いこと仕事から抜け出すのは基本的に苦手ということのようである。
ということは、そのまたすぐ下のミドルクラスも同様であろうと予想され、またその下も、、、と考えたくなる。


やはり基本的には日本人は仕事から離れられない体質をもっているようだが、これが、、間違った責任感を背負っているのでなけらばいいのにと思うが、どう であろうか(?)

かくいう私の夏休みは、、、そう、幸齢ホーム・ページの手直しと、Fメロウのホーム・ページの新規作成に明け暮れた。。。
ということはあんまり他を論ずる資格がないということか(?)[1997.10.1]


[1997.9.28]