
第一日目の反省

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昼の散歩・第一日目の反省 5
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健康増進のための昼の散歩第一日は、和氣清麿呂さんにお会いした「おかげ」
といおうか何と言おうか、表現に困る話であるが、ともかく高速歩行はあきらめ
た。
もともと昼食をとるのに10−15分、往路歩くのに20分、復路に20分、
これで午後の仕事に間に合うつもりの時間設定である。これが第一日目は和氣清
麿呂さんとその回りの公孫樹に気をとられてしまったので、普通の散歩に終わっ
てしまった。時計を見ると往路に予定した20分のうち15分は費やしてしまっ
たからである。こうなれば潔く諦めることだ。
ただ、考えてみるとダイエット当時の高速歩行は、目的がカロリーを昇華させ
ることにあった。当時は大体虎の門交差点あたりが起点で、大体東京タワーあた
りまで脇目もふらずに歩き、そして時間どおり帰ってきていた。まさに「脇目も
ふらずに」歩いていたのだから、一体どこに何があったか今でもあまり覚えてい
ない。今度はこの前のように差し迫った事情はないのだから、運動不足の解消は
結構だけれど少しは目につく森羅万象に敬意を表すことにしてもよいのではない
かと思う。
また、和氣清麿呂の像のように、その存在などについてあれっと思うものが結
構ある。例えば、皇居のお濠りは別段名前もないものと考えていたのだが、地図
を覗いてみると少し詳しい地図にはちゃんと「〇〇濠」と書かれている。また、
私は花鳥風月に心を動かされることは少なかった人間であるが、そうした者に対
する思いやりであろうか樹木にその種類を示す名札がかかっている例も多くなっ
た。丸の内の仲通りの歩道にある花にも例えばマリーゴールドと示されている。
こうしたものを通じて自然に一段と関心をもつことも心を和やかにするのではな
かろうか。
それを考えると高速歩行を原則とするが、重厚長大一辺倒の時代がすぎたこと
でもあり、高速歩行だけの散歩ではなく時にはゆっくり散歩もいいと思う。
こんな風に第一日目から反省するのもおかしなものだが、初めに拘泥しないの
もメロウを標榜するものとしてあってもよいと、自分で自分を許すことにしよう。
なお、「小さな決意」で「時速6キロメートルの高速散歩」と書いた。
しかし、二日目に計測し直したところ、とてもこれに届かず、平均4.5キロメ
ートル(1分間150歩。一歩の間隔50センチメートルとした。)であること
が分かった。それだけ脚力が衰えたのか、以前にダイエットをした際の計測がい
い加減だったのか分からないが、仕方がないから今後は、多少の見栄を残して「
時速5キロメートル」と訂正することとしよう。
因みに、6年前のことであるが虎の門交差点から東京タワーまでは直線距離で
1600メートルあるので往復3200メートル。これが40分きっかりである
から時速4.8キロメートルであった。これにくらべても0.3キロメートル/
時間衰えたことになる。
平成4年11月25日( 水) のこと

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